ボカシ山水型紙
材質:渋紙、寒冷紗
型彫師:横井型紙店(岩手県)
ボカシ山水ガラス作品例
ボカシ山水型紙の裏側
ボカシ山水で使用する型紙の裏側は、寒冷紗が施されてあります。
柿渋を染み込ませた型紙と寒冷紗が重なり合うことで、
ボカシ山水ガラス用の型紙がデザイン性を保つことができます。
型紙は、約40回は使用できます。
使い続けるうちに型紙は痛んでしまいます。
型紙がなくなってしまえば、もう同じ図案を作ることはできません。
そして、型紙を彫る技術者である型彫師も、ほとんどいらっしゃいません。
なので、昔ながらのボカシ山水ガラスは、非常に貴重な作品だと言えます。
有限会社矢口硝子店では、
昔ながらの技法によるボカシ山水ガラスをお取扱いしております。
ボカシ山水ガラスは、渋紙の型紙を用いてガラスに転写する技法です。
それはまるで版画のように、繊細な技が作り出すガラス作品です。
ボカシ山水ガラス用の型紙を彫ることのできる彫り師は、
日本国内でも数名ほどしかいません。
山形県の有限会社矢口硝子店で使用している型紙は、
岩手県の横井型紙店が作成したものを使用しています。
型紙をガラスに転写する技術は、経験と熟練の技が必要です。
ボカシ山水ガラスは、和室の雪見障子などによく似合います。
手仕事の美しさを、ぜひ、味わってみてください。
詳しくは、有限会社矢口硝子店まで、お電話でお問い合わせください。
有限会社矢口硝子店がボカシ山水ガラスの加工に使用している機械は、
株式会社福山鉄工所(福岡県)が製造発売した、
FS-37型摺加工機です。